患者さんと双方向の関わりが
できる精神科の看護師に

4年生

Q1 実習について教えてください。

3年生の後期には、2週間ずつ6つの領域(成人、老年、在宅、小児、母性、精神)で実習を行う領域別実習というものがあります。

例年は8時から16時までの実習時間で、病院や療養者さんの自宅にて実習を行います。
今年度はCOVID-19の影響により、実習時間や期間を短縮し、感染対策をより一層強化しての実施となりました。
また、一部オンラインを用いた遠隔実習となりました。例年よりは患者さんと関わる時間が短くなってしまいましたが、だからこそ、患者さんにとってより良い看護をするためにはどうしたらよいか、ということを深く考えることができたと思います。

Q2 今までの大学生活で一番印象に残っていることは何ですか?

精神看護学領域での実習が特に印象に残っています。精神看護の特徴として治療的別れというものがあります。

患者さんに、実習を通して学んだことや感じたことを率直に伝え、また患者さんの思いの表出を促し、お互いの思ったことや感じたことを共有することで、心おきなく関係を終結させることを目指します。
私はなかなか自分の思っていることを口に出して言うのが苦手なのですが、実習の最終日に患者さんへ「〇〇さんを受け持ててよかったです。〇〇さんのことはきっと看護師になっても忘れないと思います。」と伝えたところ、患者さんから「私もあなたに会えてよかったです。いつまでもお元気で。また会いましょう。」とお言葉をいただき、胸がいっぱいになったことを今でも覚えています。

Q3 将来の夢を教えてください。

私の将来の夢は、患者さんと双方向の関わりができる精神科の看護師になることです。

領域別実習における患者さんとの関わりの中で、患者さんの症状が改善する様子に感激したり、患者さんの言動に勇気づけられたりすることが多くありました。
そこで、患者さんと看護師はお互いが影響を与え合っているということを実感しました。実習中、自分の行っていることが正しいのか悩むこともありましたが、精神看護に正解はないという先生からのお言葉を受け、患者さんの最善をご本人と共に模索していけるような看護師になりたいと思っています。

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