医学科1年生
実り多き初年度。教養科目とはいえ、医学、医療との関係が示唆される授業が行われます
1年生は、国領キャンパスにて生命基礎科学や一般教養科目を学びます。授業でのグループワークに加え、試験前には校舎や図書館で友人と勉強するなど、課外においても友人と学びをともにし、理解を深めました。また、先生方と学生の距離が近く、提出物には個別にご丁寧なフィードバックをいただきます。教養科目とはいえども、あらゆる場面で医学・医療との関係が示唆される授業が行われます。
2年生以降大学で受けるのは専ら医学教育になるため、そのなかでも各学生が視野を広く持ち、医学・医療界と社会の関係を考えるための土台作りがなされているように感じます。
皆さんが慈恵医大に入学なさって私たちの仲間となり、大きく成長されますことを、心待ちにしております。
医学科2年生
オンラインで受講してから対面授業に臨むという形が徹底され、知識を体系的に身につけることが出来ました
2年生になると西新橋キャンパスでの医学の学習が本格的に始まります。前期では総論的に生理学や分子生物学、骨学などを学び、後期にはそれらの各論を学ぶことで人体の正常な機能や構造を学びます。そして、後期に行われる解剖実習では、献体された方のご遺志とご遺族の想いに接し、将来医師となるものとしての自覚と責任を再確認することが出来ました。
また、昨年度は対面での授業も増え、グループワークや実験などを対面で行いました。対面での授業の前に、そこで扱うテーマの講義をオンラインで受講してから授業に臨むという形が徹底されていて、知識を体系的に身につけることが出来ました。
このように体系的に医学を学ぶことが出来るように工夫されている慈恵医大で皆さんとともに学べることを心より楽しみにしております。
医学科3年生
実習以外の講義はオンデマンドなので計画的に勉強に取り組みつつ、豊かな時間を過ごすことができます
3年生では、ヒトの勉強に加えて、寄生虫や細菌、ウイルスなどの勉強も行うようになります。実習では、標本を観察する機会も多くあり、我々ヒトに異常を及ぼすものがどういったものなのか、明瞭な質感を伴って理解することができます。見たこともない様な生き物に触れ、好奇心がくすぐられる学生も少なくないでしょう。
実習以外の講義はオンデマンドであるため、自分の時間を工夫して作ることができます。僕は,自然の中で野生動物を探し、撮影等をして作品を作っているのですが、かなりの時間をこれに割くことができました。
学生時代の一年一年は貴重なものです。計画的に勉強に取り組みつつ、様々な感動体験や、友人との時間を多く作り、豊かな時間を過ごすことができるのは、とても大切なことだと思います。
医学科4年生
それぞれが目指す理想の医師像に向け、のびのびと成長できる恵まれた環境です
4年生になりCBT・OSCEという2大試験を終えると、いよいよ全科臨床実習が始まります。手厚い指導下で問診から症例発表まで行い、今まで勉強した知識が融合されます。現場でしか学べない経験や多角的視点からの学びを重ね、全体を俯瞰して捉えられるようになりました。将来の専門分野の選択や理想の医師像を想い描き胸が高鳴ります。
座学でも、学生の意見も取入れたオンライン+対面のハイブリッド授業で、より充実した学びが得られています。
学生支援も万全です。慈恵では先生方との距離が近く、親身に相談に乗って下さります。やる気れる学生の支援にも熱心で、興味ある講座や研究室で授業の枠を超え学ぶこともできます。学会や雑誌で研究発表する学生もいれば、部活で表彰台に上がる学生もいます。
皆様にお会いできる日を心待ちにしております。
医学科5年生
実際の医療現場の中で患者さんや医療者から学び、将来自分がなりたい医師とは何かについて考えた一年
5年生の後半からは診療参加型臨床実習が始まり、様々な診療科を1ヶ月単位でまわります。全科臨床実習とは異なり班ではなく個人単位での実習となるため、見学だけでなく医療チームの一員として患者さんと関わる機会が増えてきます。例えば、患者さんの診察をさせていただけたり、手術に入って手技を学ばせていただけたりと、学生でありながらも実際の医療現場での経験が得られるため、将来自分が進みたい方向について考える良い機会にもなります。選択科の期間では自身の興味に応じて学外施設での実習も認められており、関心のある分野についてより深く学びに行くことのできる環境も整っています。
慈恵医大は、どの先生方も親身になって学生に接してくださる、温かい雰囲気のある大学です。このような慈恵医大で皆さんとともに、より良い医療を目指し学べることを心から楽しみにしています。
医学科6年生
伝統と先進の調和する自由で恵まれた環境
慈恵医大は日本最古の私立医科大学ですが、伝統を大切にしながらも先進的カリキュラムと自由な校風をもつ大学です。
診療参加型臨床実習では、チーム医療の一員として診療に参加し、患者さんと向き合うことで、より実践的な能力と豊かな人間性を涵養します。また、卒業生には、臨床のみならず基礎研究や行政で活躍する先生方も多数おり、在学中に臨床以外の分野に自主的に取り組む学生もいます。
本学で過ごす大学生活は、医師国家試験に合格するためだけの6年間では決してなく、医師としてやりたいことを見つけ、その夢に近づくための貴重な時間だったと感じています。
東京の中心で伸び伸びとした大学生活を過ごしませんか。皆さんが本学の仲間となってくださる日を心待ちにしています。