ご挨拶
本学科は、学祖高木の「医師と看護婦(師)は車の両輪の如し」という考えを引き継いで、平成4年(1992)に医学部の中に開設されました。医療の現場において医師と看護師が「車の両輪」であるためには、学生時代から共に学び共に考える場を体験することによって相互理解を深めることが重要です。 そのために本学看護学科では医学科との共修科目を重視するとともに、少人数教育でグループワークや演習形式を多く取り入れた教育を実践しています。またeラーニングやeポートフォリオなどのICTを活用することや、大学附属の4病院から強力な実習協力を得ることができるという恵まれた環境で、学生1人ひとりの個性と能力に応じたきめ細かい教育を行っています。多くの卒業生たちは、医療の現場において、学生時代にともに学んだ医学科の卒業生たちと、良きパートナーとして質の高いチーム医療を実践しています。 少子高齢化が進む日本の社会において、看護師の活躍の場は拡大し多様化しています。海外を含むさまざまな場所で活躍する看護師・保健師・助産師、専門性を極めた高度実践看護師、後輩の育成にあたる看護教育者、管理者、研究者など、看護師には多くの可能性が開けています。本学ではその礎となる確かな看護実践能力の育成に力を入れています。 本学の建学の精神と教育理念を十分に理解し、優れた看護実践者になるために必要な基礎知識・技術を主体的かつ積極的に学ぶ姿勢と、4年間の学生生活を乗り切る強い意志を持った学生を求めています。