設立理念
看護学科は平成4年に医学部の中に看護学科として設置されました。看護学生と医学生を同じ土壌で教育し、医学科・看護学科の密接な連携による統合的な教育を行っています。
本学の学祖高木兼寛は、建学の精神として「病気を診ずして病人を診よ」と「医師と看護婦(師)は車の両輪のごとし」という言葉を残しています。これらの言葉は、病気を持つ人の身体だけでなく心やその人が置かれた社会的状況にも配慮するという医療従事者の基本的理念と、チーム医療の連携と協調の精神を表しており、看護学科設立の理念でもあります。
近年の社会情勢の変化、医療の高度化にともなって看護の役割もますます拡大してきています。このような時代の要請にこたえるために、看護学科では建学の精神を大切にして、人間としての豊かさと、確かな看護実践能力を備えた看護師・保健師の育成を目指しています。
教育理念
人間の尊厳に基づいた心豊かな人間性を形成し、専門的・社会的要請に応じられる看護の基礎的能力を養い、看護学の発展に貢献できる創造性豊かな資質の高い看護実践者を育成する。
教育目標
- 人のいのちを尊び、人の心を大切にする豊かな感性と高い倫理観を培い、豊かな人間性を養う。
- 看護の対象の全人的理解を目指しパートナーシップを構築していく能力を養う。
- 人々の生活・健康の質を高めるために看護専門職として必要な知識・技術を習得し、科学的な根拠に基づいた看護実践ができる能力を養う。
- 社会情勢の動向を踏まえ、看護の専門職として自律して保健・医療・福祉領域と協働できる能力を養う
- 主体的な学習態度を身につけ、自己研鑽し続ける能力を養う。