英国での看護実習で、
看護を通じた異文化交流ができた

4年生 飯尾 みのり

Q1 英国での交換留学を志望した理由を教えてください。

3年生の時に米国看護研修に参加し、日本との文化や医療制度の違いを学び、海外の医療に興味を持ちました。

英国は近代看護教育の母であるナイチンゲールが活躍していた国として知られています。ナイチンゲールの創った看護の基盤の残る英国で学び、日本の看護について振り返るとともに、日本の看護に活かしていきたいと考えたからです。また、全領域の看護実習を通し、患者さんを看護する際は、病気だけでなくその人の生活背景や人生を捉え看護をしていく大切さを学びました。外国人の患者さんを看護する際、異文化理解や国際的視野は必要であり、今回の実習を通し学ぶ機会としたいです。

Q2 英国での交換留学に参加した感想を教えてください。

英国のセント・トーマス病院で実習を行ってきました。

英国は日本と医療システムの大きく異なる国であり、実習を通してその違いに驚かされるとともに、この機会を通して日本の医療について振り返るきっかけにもなりました。実習では、メンターという指導者のもと、実際に患者さんを受け持ち、看護を行いました。英国は日本と看護教育のシステムが異なり、国家試験がありません。そのため、実習中に学生が行える看護技術も多く、この機会に様々な技術を現場の看護師の方から教えていただきました。また、外国での患者さんの看護を通し多くの異文化に触れ、外国人の患者さんをケアする際に、異文化理解はより良いケアに欠かせないと感じました。

Q3 将来の夢を教えてください。

患者さんが入院しているその時だけでなく、その人の生活背景や今後の人生も捉え、線で結んだ看護を提供できる看護師になりたいと考えています。

現在、日本で生活する外国の方も増え、それに伴い外国人の患者さんも増えています。英国で学んだ経験を活かし、日本で医療を受ける外国人患者さんの生活背景や文化も理解できる国際的視野を持った看護を提供したいです。まずは日本で多くの経験や知識を身につけ、将来的には海外で働くことも視野に入れています。

2016年8月~10月インタビュー取材当時

Indexに戻る